介護業界で働くことを希望している場合、まずは施設の募集要項を確認し、提示されている条件に自分に合っているのかを見る必要がある。
例えば、「これまでの勤続年数や所有している資格」、あるいは「夜勤や準夜勤といった働き方ができるか」といった条件は、募集先によって大きく異なる。
現場ごとに抱えている事情が異なるため、即戦力で働ける人材を探していることもあれば、長く働いてくれる若手を探している場合もあり、同じ職種でも施設によって条件の違いが生まれるからだ。
しかし、求人内容をチェックするときに最も注意したいのは、「資格を持っているから、その仕事に就く条件を満たしている」と、即座に判断して応募をしないことだ。
なぜなら、施設によって経営方針が異なったり、職員の人間関係や施設内の雰囲気が異なるからだ。
そのため、条件につられて十分な下調べをしないまま応募をして、採用が決まってしまうと、働きだしてから「こんなはずではなかったのに・・・」と悩むことになるかもしれない。
だから、求人で魅力を感じる施設を見つけたら、まずは情報収集をしてほしい。
働きやすい職場というのは、自分が介護の仕事で大切にしていることと、経営方針に共通点があったり、人間関係がフラットで、温かい雰囲気の施設だ。
ただし、これらのことは求人情報だけでは読み取れないので、インターネットでHPを見てみたり、口コミを調べたり、施設見学をしてみることがポイントになる。
そして、納得のいく職場だと判断できたら、応募してみると良いだろう。
人手不足で人材を確保したい介護施設には、様々なタイプがあるので、転職活動では入念にリサーチを行ったほうが安心なのだ。